新築のビルや一戸建ては外観がとてもきれいで、見るだけでもいい気分になると思います。
しかし、長年住み続けていると風雨にさらされ、汚れにより外壁の塗装が劣化してきます。
経年劣化した塗装をそのままにしていると、見た目だけではなく日常生活に影響を及ぼすことも少なくありません。
そのような場合は外壁の塗装のリフォーム工事が必要になってきますが、塗装工事をスムーズに行うためには足場の設置が不可欠です。
塗装工事に必要なもの
劣化した外壁の塗装をリフォームする時は塗装の専門業者に依頼することになると思いますが、塗装をするためには塗料や刷毛・ローラー以外にも様々な道具が必要になります。
まず、外壁を塗るためには高い場所に自由に移動できる場所が必要で、仮設足場を設置します。
表面に付着した汚れや劣化した塗料を事前に落とすために、高圧洗浄機が必要です。
そのあと、塗料が不要な場所に付着しないための養生フィルム、テープなどを用意しなければなりません。
塗料一つとっても体制や外壁の材料などによっても種類が違うなど、専門知識を持つ人でないと良い仕上がりにはなりません。
仮設足場の組み方
仮設足場を組むまでには、いくつかの工程や手順を経る必要があります。
まず、足場を組むために必要な部品・材料を現場へと輸送をします。
届いた部品・材料が全て揃っているか確認をし組み立てに入ります。
組み立てていく際は、きちんと水平になっているか水平器で確認を行いながら、手すり、ブランケット、アンチを取り付け、脚部分をしっかりと固定します。
足場の組付けが終わったら、塗料が周辺に飛散するのを防ぐために養生シートを取り付けていきます。
養生シートの取り付けが正しくできていないとトラブルにも繋がりますので、設置後の確認を十分に行う必要があります。
仮設足場がなぜ必要なのか?
塗装工事の際に仮設足場の設置が必須なのには、いくつかの理由があります。
一つ目は、工事の品質を維持し、作業効率を高めるためです。
足場がないと、塗装を均一に行うことが難しく品質が低下することはもちろん、作業効率も著しく低下させる可能性があります。
二つ目は作業環境の安全性を確保するためです。
足場がないと無理な体勢で作業を行うことが多くなり、危険性も高くなります。
足場があることで、安全に確実な作業を行うことができるのです。
塗装工事で仮設足場を設置することは法律で定められており、設置を怠ると罰せられることになります。
まとめ
外壁塗装のリフォームは、多くの住宅が安心に安全に生活するために欠かせない工事です。
工事作業員が安全に高品質な作業をするためには、仮設足場は絶対に必要なものだと理解しておきましょう。